今年の秋は短そうなので、晴れの日の休みに、慌てて出掛けました。
先ずは、琵琶湖の北に行きたい。
比叡山に落ちる夕陽と、太陽が梢から射し込む、メタセコイアの並木を目指して走ります。
いつもの信楽越えのルートです。
信号も少なく、紅葉を楽しみながら山道を抜けると湖に沿って走れる、29号線から559号線は私のお気に入りの道。
彦根のホテルにチェックインするにはもったいないくらい早く着いたので、中山道の宿場町、醒ヶ井にも足をのばしました。
初夏には何度か出向いたけど、この季節に訪れるのは初めてです。
それでも、梅花藻が少しだけ咲いていました。
澄んで綺麗な水と、その恵の水を大切にしていると感じられる日常がある街並み。
豊かな流れに揺れながら咲く数輪の可憐な梅花藻にホッコリ。
水面の彩り落ち葉に、ホッコリ。
そして、宿泊先の窓から見える、念願の夕陽にホッコリ。
次の日、マキノのメタセコイアを目指して走りました。
どこまでも続く、オレンジ色の並木を以前見て感激したので‥‥
あの感動をもう一度味わいたくて。
琵琶湖に沿って、走って。走って。ぐるっと大周りするのです。
紅葉は、まだでした。
自然は計算できませんものね。
また訪れましょう。それも楽しみ‥‥
琵琶湖の道の駅を殆ど網羅して、心もお腹もいっぱいの秋のドライブでした。
秋を探して、次に出掛けたのは、曽爾高原。
そして昨日は奈良公園。
赤も黄色も沢山目にして、今、私がホッコリしたのは、苔。
深い緑に散りばめられた落ち葉と、古い石段の彩り。
この緑があるからこそ、色が映えるのですね。
贅沢な程に、美しい日本の自然。
いつまでも大切に残したい。
走って、走って 秋。
直ぐに終わると思った秋は、もう少し続きそうだけど、走り過ぎて忘れていた事に気付きました。
最近まで「暑い日が続き過ぎ」なんて言って放ったらかしにしていた、我が家の庭。
さっさと片付けて、冬を迎えなければ。
まずは、枯れかけているゴーヤの網から外しましょう。
(それでも3個収穫)
この文章を書き始めた昨日から、雪虫が飛んでいるの目にしてます。
もうすぐ、「寒すぎる」と、言う日が近づいています。
(ムラカミ)