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夏越え

さぁ起きよう!
サッとカーテンをあけると
今朝方降った久しぶりの雨のあと。

濡れた地面は空気をひんやりとさせてくれていた。


勝手な都合だけど、恵みの雨!と思った自分がいた。
ひと月前はあれほど止むことを願っていたのに。

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ひと月前の大雨のひどい時期、私は北海道にいた。
上はダウンに、長靴はないから足元ビーチサンダルのいで立ちの私に
奥から引っぱり出してきましたよ
としまったはずの石油ストーブをつけてくれたお店の旦那さん。
本当にあたたかかった。


そうあの丘も曇天で。

あの運河は水たまりで溢れてた。
ノスタルジックが増し増しだ。

 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨

朝を迎えても、二重窓のおかげで雨音は聞こえず
今日こそは!
と、サッとカーテンを開けるも
目で追えるくらいの大粒の雨。


 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨 雨


でも、窓越しの雨やどりが好きになった。

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毎夏毎夏、今年は特に暑い!という会話をする気がするけれど、
それでもやっぱり言ってしまう。今年は特に暑い。
店先に打ち水をしたとて、30分後には乾いている。

ほんのひと月前は、このまま止まないんじゃないか、と思うくらいの大雨に
地震 雷 火事 親父 の順番がくつがえるなとか考えていたのに。

37℃が普通で、32℃が涼しく感じる体になってしまった。
それでも冷房の部屋でじっとするよりは、体を動かしていた方が私は体調がいい。
ウメシロップにジンジャーシロップ、ぶどうシロップ
シロップいろいろのおかげかな。
それとも冷やし抹茶か。
元からある日本の涼のとり方と、風の台所にヒントをもらいながら、
極端な自然に食らいつくように過ごしていこうと思う。
北海道の日々を思い出すのも一つの手段。かもしれない。

皆さんオススメの夏越え手段はありますか。


<ナカムラ>