冬枯れの庭に白いクレマチスが咲きました。
一昨年の春、『冬咲き』の表示しかなかったクレマチスの苗を見つけた時、
その細くて消えそうな苗に惹かれて連れて帰りました。
冬にクレマチスが咲くの?どんな花?
きっとこの枝のように 繊細で消えそうな花?
毎年夏に花を咲かせる、釣鐘型のクレマチスの鉢の横に並べて、育てました。
昨年は少しだけ枝を伸ばし葉を伸ばし。
そして今年、小さな小さな丸い花芽がついているのを晩秋に見つけました。
そこから、なかなか大きくなりません。
冬になり、蕾は少しだけ大きくなったけど全然ひらかず、これが花?
こんなに寒い時には花粉を運んでくれる虫もいないので、
蕾型の珍しいクレマチスだと思っていました 。
でも、あるひ、3センチ程の、白い釣鐘型の優しい花が咲きました。
一昨年から、待ってましたよ。ようこそ ヒナタ庭へ!
冷たい風を避けるように、しっかり雌しべを覆っている花びら。
なかなか咲かなかった分、蕾の中でゆっくり成長していたのですね。
小さいけど、とても元気。
写真を撮ろうとした朝、奈良は、偶然にも銀世界。
クレマチスの葉にも雪が。
冷たい風に吹かれながら、しっかり蔓を巻きつけて頑張っています。
寒さに耐えてきたからでしょうか、花もいつまでも美しい。
大好きな花が、また一つ増えました。
こんな花を見たら、どんなに寒くても庭に出たくなります。
それに、もうしばらくしたら、春を呼ぶ花たちが咲き始める庭。
リュウキンカも花びら蕾を膨らませ、
バイモもしっかり芽を出して出番を待っています。
ヒナタのひたいの庭仕事が、そろそろ始まります。
季節を感じながらの庭仕事。
さて、今年はどんな庭仕事になるでしょうか?
(ムラカミ)