「泊まってみたい宿があったから」
そんな理由でタイの古都チェンマイに行ってきました。
日本からは、1度バンコクで乗り継いで約10時間
空港から外に出ると、予想以上の暑さと湿度に出迎えられます。
宿に向かうタクシーから見る街の様子は、「そうそうこの感じ」
暑い国の街ってどこもあんまり変わらないですよね。
暑さに負けるもんか!と、派手な原色のモノであふれている。
きっとありモノを集めて来ただけなんだろうな..と思うような
チグハグな色の組み合わせも
太陽がジリジリ照りつける街に合っていてかわいらしい。
思わず、パシャリパシャリ。
エネルギッシュな街からは少し離れて、
自然の木々にひっそりと隠されている宿に到着。
さっき通った街からは、考えられないような静けさと、アースカラーの世界….
着いたその日に友人が、
「1日は、何もせずここでボーッとする日にしよう」と言った。
朝、鳥達の鳴き声で目が覚めて、
朝御飯をたべたら、そのままプールサイドへ直行。
プールサイドでは主がお出迎え。
おはようイクラちゃん。(勝手に名付けました 笑)
イクラちゃんはプールサイドが縄張りらしい。
気がつくと私たちの寝転んでいるベンチにちょこんと乗ってきて
そのまま爆睡を始めます。
イクラちゃんの寝相はザ・アクロバティック!
そして、部屋に戻ると…
今度は玄関前でタラちゃん(こちらは本名)がちょこんとお出迎え。
扉をあけるとスタスタスタ、じぶんちのようにちゃっかり
クッションにすわってコチラもスヤスヤと寝始めます。
そんなかわいい姿を見ながら私たちも一緒にスヤスヤス…
目が覚めるとお昼時間。
何もしてないのに、不思議とお腹は減るもんで
部屋にあるキッチンを使って、昨日の残り物の焼きそばに
マーケットで買ったきのこをたっぷり入れて、ランチタイム。
普段は飲まないビールも、何もしてないからか?最高に美味しい。
そして再びゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロ….
部屋にはクーラーもなければTVももちろんない。
360度ぐるりとある窓は常に全開で、
葉っぱが擦れる音と動物の鳴く声だけがゆったりと聞こえる。
昼間は暑すぎて鳴くのを休んでいた虫たちが一斉に鳴き始めると、
やっと夕方。
それから少し散歩して、しっかり夜ご飯を食べたら
「何もせずボーッとした1日」が終了。
よく考えたら「やっと夕方」なんて思ったのって何時ぶりだろう?
小学生の夏休み以来かもしれないな。
最近なんて毎日、「わーもう5時やん!」て言っている。
「やっと夕方」と思えることは、言葉ではうまく表現できないけれど
なんだかとても気持ちがよくて、とても貴重で不思議な感じ。
きっとこの場所まで来たから味わえたことなんだろうな。
ありがとう、チェンマイ。
不思議なチェンマイ時間を体感しに、またこよう。
(ナガタ)