白いホタルブクロが2本咲きました。
3年前、裏庭で消えかかっていたのを移植して、
やっと花を咲かせてくれたのに誤って1本折ってしまいました。
つっかえ棒をしたり、結んで見たり‥‥‥
諦めて、焼き締めの花器に生けました。
焼き締めの花器は、土と灰と炎だけで描かれる偶然の景色も魅力的です。
水が腐りにくく、花持ちが良いので出番が多いです。
そして、なにより、釉薬の色がないので花が主役になります。
クルクル器を回しながら、花が一番美しく見える向きを探します。
花器と一本の花でつくる、小さな世界の大いなる美しさ。
全く私だけのこだわりですが。
さて、この季節、野アザミもまた美しい花を咲かせます。
今年は裏庭に、立派なアザミが咲きました。
大きな葉は痛くて痛くて触れないくらい元気です。
これから楽しむ、フジバカマやワレモコウも肥料なしで、グングン伸びてます。
山野草は、楚々として可愛いはずだけど、なぜか我が家のは大きいのです。
そんな庭なので、そこから避難させたホタルブクロ。
その年の気候に任せて、強い子が育つ庭です。
弱ってきたら、避難もさせます。
それでも、みんな頑張れ。私の大好きな花達。
備前、信楽、立杭、益子‥‥各地で収集した焼き締めの器を並べて、
季節の山野草を飾ります。
(ムラカミ)