久しぶりの里帰り。
まだ両親が元気でいてくれることは本当に感謝です。
いくつになっても、母の手料理はありがたく、美味しい。
92歳にもなる母は、ゆっくりゆっくり。
一日中台所に立っては何かを作っている。
常備菜作りの天才だ。
冷蔵庫の中には、丁寧に作った日付と、材料の書かれた小瓶がびっしり詰まっている。
ご飯がすすむ物ばかり。
床下に鎮座する、50年も経つであろう糠漬けは、絶品で、
相変わらず私の胃袋を刺激してくれます。
毎日欠かさず混ぜて、育てている糠床。
なかなか出来るのもではない。
だから有り難くて、美味しい。
そんな親の姿を見て育ったけれど、
私は娘たちにどんな記憶の匂いを残せるだろうか?
耐やさないで、つないでいたい記憶のにおい。
大切にしていきたいと思う。
(ムラカミ)