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いつか風と合奏を

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今年、オカリナをはじめました。
 
中学校時代のリコーダー以来、楽器から遠ざかっていましたが、
今年、オカリナをはじめました。
 
きっかけは、風の栖での
中野亘さんの陶展と演奏会
中野さんが奏でる音の不思議な響きに魅せられて、
演奏会の次の日、中野さんの作られた
オカリナをいただいたのでした。
 
私が吹いてみると、性格が出るのか、
なんとも間の抜けた音。
それでも、土笛の音のよく通るのが気持ちよく、
少しずつ練習をして、『きらきら星』などのやさしいうたを
つたないながら吹けるようになってきました。
 
姿勢を正して、肩の力を抜いて。
自然体で、というにはまだまだ長い道のりですが、
いつか考えなくても運指ができるようになって、
呼吸をするように奏でられたら、
きっと、とても気持ちいいだろうと
想像しています。
 
そっと手に寄り添ってくれる、土の笛と。
お腹の真ん中から息をして、
奏でる。歌う。
とてもうれしい時間です。
 
手に持つだけでホクホクとうれしい。
いつか、ただ広い草原の真ん中で風と合奏したいな。
そんな夢も増えました。
 

(タニグチ)