器を変えるとおいしさも変わる、とはよく言いますが、
岳中爽果(たけなかさやか)さんの器はまさしくそんな器。
一目みたときから釘付けになって、この器でお茶やご飯を楽しむイメージがすぐ湧いて、欲しい、ということは決めたものの、どれも魅力的でなかなか決められず、迷いに迷って家に連れて帰った器とはもう何年もの仲。
岳中さんの大きな魅力のひとつは、植物や草花をモチーフに一つ一つ手彫りで掘り出される模様。
その繊細さ、かわいらしさに魅入ってしまいます。
さらに優しい色合いのものも多いので、どんなものともしっくり合います。
美味しいとは読んで字のごとく、無意識のうちにかもしれないけれど、きれいな見た目も一緒に楽しんでいるんだなぁと思います。
逆にいうと、切ったお豆腐を乗せただけでも美味しく見せてくれるので、ズボラな私には重宝です。
こんな繊細な作品を作られる岳中さんとはいったいどんな方なんだろう、と思ったら、ご本人はとっても明るくてサバサバ、お話しやすい方なのです。
ますます作品も好きになってしまいました。
そんな岳中さんの作品たちが、風の栖にやってきます。
しかもその数、200点以上・・・!
種々のカップやお椀、プレートなどなど。
それだけの作品が並んでいるなんて、その空間にいるだけで幸せになれそうです。
今から楽しみで仕方がありません。
ぜひ岳中さんの世界に浸りにいらっしゃいませんか?
今月のシルバーウィークです。
9月20日(日)、21日(月)はご本人も在廊してくださいます。
ミヤガワ(ミ)
********************************
岳中爽果 陶器展 風の栖にて
9/18(金) 〜 27(日)
entwa.jp/event/archives/1647