風の栖でおなじみの、鈴木明美さんの器がたくさん並んでいます!
入学式に、入社式。
この春、一人暮らしを始める方も多いのではないでしょうか。
テレビ、冷蔵庫、電子レンジなどが「どーん!」と次々に届いて…。
やっとのことで荷解きをして、電気やガスをつないでもらって…。
大学入学のとき、新生活の準備に走りまわったことを思い出します。
あの時の大変さと、「自分だけの住処をつくる」わくわく感は今でもよく覚えています。
家事の道具をひと通り揃えたあとでも、食器だけは何を買えばいいかよく分かりませんでした。
自炊を重ねるうちに、「あ、深い皿がない…」なんて気づくことも。
実家には食器がたくさんあったんだなあ~、と、実家の食卓が恋しくなる瞬間もありました。
鈴木明美さんの器を、そんな新生活をスタートする人へ贈られる方もたくさんいらっしゃいます。
指の跡がついていることから分かるように、明美さんの手から生み出されている、明美さんにしか作れない器たち。
あるお客さまが手にとって、「あったかいなあ」と言われました。
初めて触れたとき、私もそう思いました。
慣れない一人の食卓で少しさびしくなったときも、明美さんのお茶碗やカップの暖かさがあれば、大丈夫な気がします。
きっと明美さんの器には、そんなチカラがあるのです!
自分で使う用と、離れて暮らすお母さんにあげる用に、マグカップをじっくり選ぶスタッフも。
いろんなところに旅立つ明美さんの器たちが、どこで、どんな人に、どんな風に使われるのかな、と考えるのが何よりの楽しみです。
鈴木明美「春の陶器展」
4月4日(金)~4月24日(木)
日常にとけ込む、とっておきの器がたくさん。
ぜひぜひ、お気に入りを見つけにいらしてください!