「何も考えずに撮ってますー。」
と、くったくなく笑う角田さん。
どうしてこんな瞬間を切り取れるのかしら?
と思って聞いたときの答えです。
フォトグラファー角田明子さんとの出会いは、ラトビア。
泊まっているホテルが偶然同じだったという不思議なご縁で、
そこからNAOTの写真撮影や、風の栖やNAOT TOKYOでの写真展など
いろんなことでお世話になっています。
角田さんの写真は瞬間の切り取り方がすごいのです。
女の子がスカートの裾をちょっと持ち上げた瞬間。
花束を持ったおばあさんがはにかむ瞬間。
ネコがひょいと顔をあげた瞬間。
自然な瞬間を、永遠のものにできる。
なんて素敵な技でしょう。
それは、たとえば私が同じ時間に同じ場所にいたとしても、
「あ、こんな瞬間があったんだ。いつの間に?」と新鮮な驚きをもってみられるのです。
角田さんを通すことで見えてくる風景。
私はそれが大好きなのです。
ミヤガワ(ミ)
角田明子(ツノダアキコ)
tsunoakko.blogspot.jp
1976年、東京生まれ。 1998年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業、フリーランスのフォトグラファーとして活動を開始。広告をはじめ、雑誌やCDジャケットなど様々な分野で活躍している。
風の栖/NAOT TOKYOでは、ナオトの靴の写真を撮っていただいたり、写真展をしたりしていただいている。
旅先にはいつもOLGAをこれでもかというくらい愛用してくださっています。
NAOT TOKYO 「Day in Kihnu」2014 3.7~4.12
角田さんが撮影された、エストニアのキフヌ島の人々や風景の写真を展示しています。どうぞお楽しみください。