9月27日に開催された いいだむつみさんのフランスシター演奏会。
今回で風の栖では3回目の演奏会なのですが、
実は初めての演奏会のときにフランスシターの音色に魅せられて、
今ではむつみさんに習って演奏を始められた方もいらっしゃるのだそうです。
今回も風の心地よい庭小屋にて、
ゆっくりと更けていく秋の夜とともに、むつみさんの演奏は始まりました。
フランスシターならではの曲や、
チターという他の楽器のための曲を、シターの演奏用にアレンジされたりなど
曲にまつわる話も織り交ぜつつ、色んな曲を演奏してくださいました。
誰もが耳にしたことがあるような歌謡曲も、
シターの音色で聴くと、また違った趣があります。
今回は2部構成で、休憩時間には風の栖オリジナルハーブティーを飲んでいただき、
みんなでホッと一息…。
第2部は、むつみさんのお楽しみ企画で
2種類のリコーダーを演奏してくださいました。
演奏会後は、みなさんフランスシターに興味津々…。
明日が来ることも、冬が来ることも、来年また春が来ることも
私たちは普段意識することもなく、
当たり前なことだと感じながら過ごしているかもしれない。
一日を忙しく過ごしても「また明日があるから」と心のどこかで思っていたり。
明日を祈る、春の訪れを祈る、誰かのことを祈る…
ほんの少しでも何かを想うこと、ひと呼吸ついて自分を許すこと
フランスシターの音色は、つい忘れがちなそういう時間を大切にしたくなる
きっかけを与えてくれるような音色だと感じました。
(モリ)
前回の演奏会の様子
雨の日のフランスシター